ご挨拶
オンラインによる開催のご案内
第34回日本バイオフィルム学会学術集会、第57回日本細菌学会中部支部総会をお世話させていただきます、新潟大学の松本壮吉です。
2019の7月に本サイトを立ち上げた際には、下のようなご挨拶を掲載いたしましたが、その後、新型コロナウイルス感染症がパンデミックを起こしたことはご存知の通りかと存じます。
本邦では、終息の傾向もありますが、再び人の移動を促せば、第二波、第三波も懸念されます。一方で、学会の活動は、維持すべきことから、本会は、Zoomを利用したオンラインにて、実施することといたしました。
歴史豊かで、風光明媚な新潟まで来ていただけないのは、残念でございますが、新しいスタイルでの学会として、対面式の会と同様に、皆様に楽しんでいただき、コロナ禍の中で感染症を十二分に考えていただく機会となれば幸いです。
微生物は、私達の祖先の形をしています。その種類や数の多さ、生息域の広大さを想えば、地球は微生物の星といえるでしょう。その多くは群れて生活し、バイオフィルムとも呼ばれて私達の生活に大きなインパクトを与えます。また本年の新型コロナウイルス発生にみるような感染症や、時には癌や成人病の原因となって、人に惨禍をもたらすこともございます。
令和二年の夏、第34回日本バイオフィルム学会学術集会と第57回日本細菌学会中部支部総会の合同学会を新潟にて開催いたします。
程よいサイズの本会は、完成度の高い発表に加え、「稚拙」な研究発表も「大」歓迎いたします。
節目を締めていただく特別講演では、マイクロバイオータと宿主応答相関についての新知見、感染症に対する創薬の実際、ウイルス研究の醍醐味をHTLV-1研究から、細菌の超分子の機能と構造研究について、それぞれ、本邦で一級の研究者にご講演をお願いいたしました。
本会にて、微生物研究を楽しんでいただければ幸いです。
第34回日本バイオフィルム学会学術集会
第57回日本細菌学会中部支部総会
会長 新潟大学医学部細菌学講座 松本 壮吉
事務局
新潟大学医学部医学科細菌学講座
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